【登校しぶり①】

登校しぶりシリーズ

少しずつ、登校へのステップを踏んで

現在、家庭の事情もあり、私は息子と二人暮らしです。

息子は2〜3歳頃から登園を嫌がることがありましたが、小学校入学のタイミングでは「もしかしたら行けるかも」と、ほんの少し期待もしていました。

特別支援級(情緒級)への入級が決まり、入学前健診もどうにか乗り越えたものの――
小さなきっかけがいくつも重なり、不登校に。

そのときはクリニックには通っていたこともあり、「どこかに相談しよう」という発想が、私にはなかなか湧きませんでした。

転居をきっかけに、思い切って区役所へ相談。
訪問支援が可能な支援員さんとつながることができ、息子との関係づくりがスタートしました。


■ 訪問支援からはじまった一歩

最初は私も一緒に、支援員さんと3人で過ごす時間から。

息子の気持ちと、支援員さんの提案をすり合わせながら、少しずつ関係を築いていきました。
やがて、支援員さんと息子だけで近くの公園へ出かけることができるまでに。

その間、担任の先生も訪問に来てくださる機会がありました。
先生との顔なじみの関係ができたことも、安心感につながったようです。


■ 学校との距離を少しずつ縮めて

ある程度、安心できる人・安心できる時間が整ったタイミングで、登校へのチャレンジが始まりました。

ただし、「毎週登校」はハードルが高いため、
「訪問支援と登校を交互に」というサイクルを約束して、無理なく進めることに。

登校が少しずつ定着してきた3年生には、訪問支援を減らしていくことができ、
「学校は“行く”場所」へと、息子の中でも意識が変化していきました。


■ 学校が“安心できる場所”に

まだ校内に他の小学生がいると、不安が強くなることもあります。

それでも、
学校に“安心できる人がいる”
“安心できる場所がある”
そう感じられるようになってきたことは、わが家にとって大きな進歩です。

登校は週1回、放課後の時間に担任の先生や支援級の先生方とやり取りをしながら過ごしています。
今では、私の付き添いなしでも、1時間ほど校内で過ごせるようになりました。

「無理なく、できることから少しずつ」
これが、我が家の登校スタイルです。


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