「ご褒美で釣るのって、よくないのかな…」
発達特性のある子を育てていると、こんな罪悪感をひっそり抱えることがありませんか?
うちの息子も、注射・歯医者・苦手なことへのチャレンジ…ずっとご褒美を使ってきました。「終わったら〇〇買おうね」というやりとりが、いつの間にかわが家の定番の流れになっていたんです。
「これって、このままでいいの?」と揺れた私の気持ちと、今思っていることを書いてみます。
ご褒美がルーティンになっていた
最初は、苦手なことを乗り越えるための”活力”として使っていました。注射の前に「終わったら好きなお菓子買おうね」と伝えると、不安そうだった息子の顔が少しほぐれる。それが嬉しくて、気づけばいろんな場面で使うようになっていました。
でも最近、ふと気づいたんです。
息子の中で「注射 → ご褒美」がセットになっていて、ご褒美の話を出さないと動こうとしない場面が増えてきた気がする…と。
「いつかはご褒美なしで動けるようになってほしい」という本音
正直に言うと、ちょっと不安になっていました。
何かするたびに”物”が必要になってしまったら、将来どうなるんだろう。ご褒美がないと動けない子になってしまわないかな。そんなことをぐるぐると考えていました。
でも同時に、「そもそもご褒美ってそんなにダメなの?」という疑問もあって。
大人だって、ご褒美で動いてる
ふと考えてみると…私自身も、仕事を頑張ったあとに好きなカフェに行ったり、しんどい日は「今日はスイーツを買って帰ろう」と自分に言い聞かせたりしています。
それって、ご褒美で自分を動かしてるってことですよね。
大人だってやってることを、子どもがやっていたとしても、そんなに責めなくていいのかもしれない。そう思ったら、少し気持ちが楽になりました。
息子にとってご褒美は「安心の仕組み」だった
発達特性のある子には、「〇〇したら△△がある」という見通しがとても大切だと言われています。
次に何が起きるかわからない不安が強い息子にとって、ご褒美は単なる”物欲”ではなく、先の見通しが立って安心できる仕組みだったのかもしれないと気づきました。
そう考えると、無理に「ご褒美卒業!」を目指す必要はないのかなと思えてきたんです。
「卒業」じゃなく「形を変えていく」という考え方
ご褒美をやめる=卒業、ではなくて、安心できる仕組みを少しずつ次の形に育てていけばいいと今は思っています。
たとえばこんなふうに:
- 毎回 → 数回に1回 → 特別なときだけ、と少しずつ頻度を下げる
- お菓子などの”物” → シール → カレンダーに貼る達成シール、と形を変える
- 「何がご褒美だと嬉しい?」と本人と一緒に考える
- 最終的には「できたね」「成長したね」と一緒に喜ぶことがご褒美になるといいな
急に変えようとするとパニックになることもあるので、本人のペースで、少しずつが大事だと感じています。
まとめ:ご褒美は「使い方」が大事
ご褒美は悪いものじゃない。問題なのは、ご褒美がないと何もできなくなること。
今のわが家は、ご褒美を”安心の道具”として使いながら、少しずつその形を変えていく途中にいます。焦らず、息子のペースに合わせて。
「ご褒美で釣るのは良くない」と罪悪感を感じているお母さんに、少しでも「うちだけじゃないんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
わが家で使っているご褒美グッズ
物のご褒美から少しずつ切り替えたくて、シールやスタンプを使うようにしました。達成感が目に見えるのが良くて、息子も気に入っています。
▶ ご褒美シール・達成表
「できた!」が目で見てわかるので、発達特性のある子にもおすすめです。毎日のルーティンの見える化にも使えます。
▶ スモールステップで使えるごほうびスタンプ
シールより繰り返し使えて経済的。ノートや手帳に押すだけで子どもが喜びます。


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