不登校の息子が授業参観に行こうとした日 — 親には分からない「行ける日」の不思議

登校しぶりシリーズ

不登校真っ最中の息子。同じ小学生がいる時間帯に校舎に入ることは、到底無理な状態でした。

  • 保健室登校もNG
  • 生徒が残っている時間帯は全く無理
  • 放課後、部活の子とすれ違うだけでもビクビク

それなのに——ある日、まさかの展開が起きました。

「授業参観のお知らせ」に、まさかの反応

先生から届いた「授業参観のお知らせ」。私は”絶対無理だろうな”と思いながらも、ダメ元で息子に話してみました。

すると……なんだか行く気になっている??

私の頭の中は「???」でした。生徒もたくさんいる、親もいる、視線も多い日。どう考えても、普段より難しいはずなのに。

そんな日に限って「いつ行くの?」と予定を確認してくる息子に、思わずこう言いました。

「授業参観が大丈夫なら、他の日も大丈夫なんじゃない?」

息子の答えは明確でした。

「無理。そういう日だから大丈夫なの。」

親には分からない「行ける日」の感覚

理屈では全く理解できません。でも、本人にとっては”そういう日”だからこそ行きやすい——そういう感覚が確かにあるようです。

  • 特別な日だから、雰囲気が違う
  • 周囲の空気が”いつもと違う”から安心できる
  • 一時的にルールや空気が変わっている感じがする

本人にしかわからない感覚なんでしょうね。そこに理由を求めても、答えは出ないのかもしれません。

結果は——外から授業を見学できた

当日、校舎の中や教室までは入れなかったけれど、外から授業の様子を見学することができました。

後からわかったことがあります。息子は「いつも学校にいない子が来ている」と周りの子に注目されることがとても不安だったようです。目が合うのが怖いという気持ちもあって、ガラス越しや外からなら少しだけ安心できたのかもしれません。

この一歩が、本人の中で「できた」という小さな自信につながっていれば嬉しいです。

不登校の子どもは、親の想像を超えてくる

「なんでその日だけ行けるの?」と思ったとき、私は答えを探すのをやめました。

行ける日がある。行けるタイミングがある。それだけで、十分価値のあることだと思っています。

不登校の子どもの心は、親の理解をはるかに超えた繊細さを持っています。「なぜ」を追いかけるより、「そうなんだね」と受け止める方が、お互いにとって楽なことも多い。そう気づかせてくれた出来事でした。

不登校中のお母さんに読んでほしい本

▶ 不登校・登校しぶりに関する本
「なぜ行けないのか」ではなく「どうサポートするか」に視点が切り替わる本。お母さん自身が楽になるヒントが詰まっています。

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