「注射?絶対行かない!!!」
発達特性のある子を持つお母さんなら、この言葉に聞き覚えがあるかもしれません。
うちの息子も、病院・注射・薬…すべてにひと工夫必要でした。試行錯誤の連続だったわが家の実録を書いてみます。同じように悩んでいるお母さんのヒントになれば嬉しいです。
予防接種どうしてた? — 「ご褒美作戦」が頼みの綱
乳幼児期は予防接種のたびにドキドキしていました。息子は不思議と泣かないタイプでしたが、注射を理解し始めてからは「行きたくない」が始まりました。
そこで使っていたのが「ご褒美作戦」です。
- 「終わったらすぐにご褒美を渡す」と事前に約束する
- 終わる見通しが立つだけで、息子の気持ちが少し落ち着く
- 当日の朝から「今日はあとで〇〇ね」と繰り返し伝える
発達特性のある子には「見通しが立つ」ことがとても大切。ご褒美はその見通しを作る道具でもありました。
薬が飲めない!— チョコレート作戦とその落とし穴
息子は味にとても敏感で、粉薬には本当に苦労しました。
ジュースに混ぜる → ダメ。ゼリーに混ぜる → ダメ。アイスに混ぜる → ダメ。
いろいろ試してやっと見つけたのがチョコレートに混ぜる作戦。これはなんとか成功しました!
…でも今度は「薬を飲むためのチョコ」が目的になってしまい、チョコばかり欲しがるようになるという新たな問題が😅 うまくいかないものです。
最近、調剤薬局で服薬補助ゼリーを見かけて「これが小さい頃にあったら絶対助かってた!」と思いました。味が選べるものもあって、感覚過敏の子でも試しやすいものが増えています。
▶ 服薬補助ゼリー
粉薬・錠剤を飲みやすくするゼリー。いちご・ぶどう・チョコなど味のバリエーションがあり、感覚過敏の子にも試しやすいです。
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錠剤デビューは小学3年生 — “その子のタイミング”がある
錠剤に挑戦したのは小学3年生の後半。本人が「やってみる」と言い出したタイミングでした。
1回成功したら自信になったようで、その後はすんなり飲めるようになりました。
「早く錠剤にしてほしい」と焦っていた時期もありましたが、本当に“その子のタイミング”ってあるんだなと実感しました。無理に進めなくてよかったと思っています。
便秘の悩みは「相談先」で変わった
幼児期からずっと便秘に悩んでいました。最初は内科で診てもらっていましたが、なかなか改善せず。
転機になったのは、心療内科のクリニックで相談したことです。そこで「ほぼ無味無臭に近い便秘薬」を処方してもらえて、飲ませやすさが段違いに!
「ここに相談すればよかった…」と思いましたが、知らないと気づかないですよね。発達特性のある子の体の悩みは、かかりつけの小児科だけでなく、発達専門のクリニックや心療内科に相談してみるのもひとつの手です。
「病院行かない」問題 — 自分が限界になるまで動かない
息子は「本当に辛くならないと病院に行きたがらない」タイプ。「早めに診てもらえたら安心なのに…」と何度ももどかしい思いをしました。
今は少しずつ「自分の体の状態を伝える」練習をしています。感覚が独特な子は、どこがどう痛いかを言語化するのも難しいので、これも長い道のりです。
まとめ:通院は「準備」と「見通し」がカギ
発達特性のある子の通院でわが家が大切にしてきたこと:
- 事前に「何をするか」「終わったらどうするか」を伝える
- ご褒美は責めなくていい。見通しを作る大事な道具
- 薬の飲み方は、その子に合う方法を焦らず探す
- 困ったら、かかりつけ以外のクリニックにも相談してみる
毎回の通院がハードモードで、本当に疲れますよね。「うちだけじゃないんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。


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