感覚過敏のある息子と暮らしていて、「時間」ってこんなに難しいものなんだと気づかされました。時間の流れが分からずパニックになる息子。こちらが焦ってしまう親。”普通”の時間感覚が通じない毎日で、私たちが少しずつ見つけてきた工夫をお伝えします。
昼なの?夜なの?——時間の感覚がつかめない息子
息子がまだ昼寝をしていたころ、目覚めた時に「朝なの?夜なの?」と混乱してパニックになることがありました。私たち大人には当たり前の”時間感覚”が、息子にはつかみにくいものだったようです。
発達特性のある子は、時間の概念が育ちにくいことがあります。「あと5分」「もうすぐ」という言葉が具体的にイメージできず、見通しが持てないことで不安になる——それがパニックや癇癪につながることも。
試してきた「時間を見える化」の工夫
息子の「時間が分からない」問題に、いろいろなアイテムを試しました。
- 見えるタイマー(視覚タイマー):残り時間が赤い扇形で分かるタイプ。「残りこれだけ」が一目で伝わる
- 砂時計:砂が落ちる様子を見ながら「これが終わったらOK」と伝えやすい
- アニメ1話分=目安時間:「おさるのジョージ1話ぶん(約10分)待ってね」は効果的でした
効果がはっきり見えなくても、「ないよりはいいかも」と信じて続けた部分も大きいです。今はデジタル時計で時間を確認できるようになってきました。
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“普通”を手放すまでの葛藤
私自身、「時間に追われない生活」を選んだつもりなのに、気づけばいつも急いでいました。スーパーでも「早く帰らなきゃ」、ご飯も「早く作らなきゃ」、お風呂も「早く入らなきゃ」——”普通のペース”への執着が、私を苦しくしていたんだと思います。
思い通りにいかない毎日に慣れるまで、正直かなり時間がかかりました。「今日はこれができた」ではなく「今日もこれができなかった」という気持ちが積み重なって、消耗していた時期もありました。
「予定を立てない」が一番の工夫だった
いろんな工夫を試した中で、意外な結論にたどり着きました。それは「予定を立てすぎない」こと。
「今日は○時に△△をしよう」と決めても、息子の状態次第で全部崩れてしまう。それにいちいち気持ちが乱れるくらいなら、最初からゆるく構えておく方が楽——そう思えるようになってから、少し余裕が生まれました。
“普通”じゃなくていい——”わが家の時間”があれば
「普通の家族はこの時間に夕飯を食べている」「普通はもう寝ている時間」——そういう比較をやめた時、初めて息をつける感覚がありました。
わが家の時間は、わが家のペースで動いていい。息子が安心できる時間の流れが、うちの”標準”でいい。そう思えるようになってから、育児がずいぶん軽くなりました。
時間に関する困りごとは、一気に解決するものではないけれど、少しずつ「その子に合った工夫」が見つかっていきます。焦らず、一緒に探していきましょう。


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