「あの頃のもやもやと、はじまりの日」

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様子を見るってどれくらい?

私は働いていたので、息子は小さなころからこども園に通っていました。
1歳児クラスのある日、先生から「発達が少し心配です」と言われました。

場所見知りが強くて、泣く時間が長いこと。
先生の腕を噛んでしまったこともあって……
でも、息子もほかの子に噛まれたことがあったので、どれくらい心配すればいいのか正直よくわかりませんでした。

ちょうど1歳半検診があったので、相談してみることに。
結果は「様子を見ましょう」。
特に問題なしと言われ、私は正直ホッとしました。

「自信が持てないママのままで」

でもそれから、息子の「行きしぶり」がどんどん強くなっていきました。
どうにか連れて行っても、私の心には罪悪感
「これでいいのかな……」そんな思いが日に日に強くなりました。

園に相談しても「ママ、頑張って」と励まされる。
パパからは「ママがクリニックで診てもらったら」と言われ、
私はどう頑張ればいいのか、心の折れる音がしました。

「うまくできない私がおかしいのかな?」
理解されないことに、怒りと落ち込みが交互に押し寄せて、
私の心は、名前のつかないモヤモヤでいっぱいになっていきました。

相談できる人がいなかった私は、保健師さんに話を聞いてもらい、
「まずは私が専門の先生に話を聞いてもらおう」と決めました。

「診断が”救い”に感じた日」

クリニックの先生は、私の話をよく聞いてくださって、
「発達の問題がありそうですね」と。
私は……少しほっとしていました。

でも、まだ息子は診察を受けていませんでした。
まわりからは「あなたの言い方じゃない?」と疑う声も。
私自身も、自信がありませんでした。

診察の予約はなかなか取れず、何時間も待ってようやく受診。
後日、発達検査の結果は「成長にでこぼこがある」と言われました。

退園と、”立ち止まる”という選択

園では、息子は活動に参加できなくなり、絵本を読みに行くだけの日々。
年少になると、制服や教室の階も変わることに。
変化が苦手な息子にとって、その環境は負担が大きいかもしれない。

悩んだ末、私は仕事を辞めて、息子に合った場所を探すことにしました。
退園はとても寂しかったけれど、あのときの私は、「立ち止まる」ことを選びました。

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