朝、目を覚ましたばかりの息子にとって、部屋の電気はまぶしすぎる刺激。「パチッ」と電気をつけただけで、朝から泣き叫ぶこともありました。自然光は大丈夫なのに、人工の光だけがダメという、息子の”光の感覚過敏”との向き合い方を書きます。
「電気をつけただけ」で朝から大混乱
まだ眠っているような表情で目を覚ました息子に、いつものように電気をつけた瞬間——「まぶしい!!いやぁぁぁ!!」と、怒りや不快感が一気に爆発。こちらにとっては”日常のワンアクション”が、息子にとっては感覚の侵入になってしまうんです。
朝からこれが続くと、親のほうも消耗します。「また怒らせてしまった」という罪悪感と、「電気くらいつけていいじゃないか」という理不尽さが、ぐるぐる交差する朝でした。
自然光はOK、人工光はNG——この違いは何?
不思議なのは、カーテンを開けて入る朝の自然光は大丈夫なことです。自然の光はOKなのに、部屋の電気はNG。この違いを調べてみると、いくつかのことが関係しているようでした。
- 照明の種類や色味(蛍光灯の白い光が苦手な場合がある)
- 光の当たり方(真上からの光が特に強く感じる)
- 起きたての時間帯は感覚が特に敏感
感覚過敏のある子どもは、同じ刺激でも「自然のもの」と「人工のもの」で受け取り方が違うことがあります。自然光のゆっくりとした変化に比べ、スイッチひとつで一気に明るくなる人工照明は、脳に強い衝撃として伝わりやすいのかもしれません。
試行錯誤で「ちょうどいい光」を探して
「電気をつけなければいい」と思っても、暗い部屋での朝ご飯の支度は難しい。そこで試した工夫がいくつかあります。
- 調光できる間接照明で、ゆっくり明るくしていく
- 手元ライトだけつけて調理する
- まずカーテンを開けて、自然光で少し目を覚ます時間をつくる
- 子どもが自分でカーテンを開けるスタイルにする(自分でコントロールできると楽になる)
これだ!という答えはまだ完全には見つかっていないけれど、「今日は自然光でいこうか」「この明るさなら大丈夫そう」と、少しずつ歩み寄れるようになってきました。
朝が辛いお母さんへ
感覚過敏のある子どもと暮らす朝は、普通の家庭の何倍もエネルギーを使います。電気ひとつ、音ひとつで始まるパニック——「なんでこんなことで」と思いたくなる気持ち、すごくわかります。
でも、その”なんでこんなことで”が、子どもにとってはリアルな苦痛なんです。それを理解しようとしているだけで、十分頑張っていると思います。完璧な対応より、「今日も一緒にいた」ということのほうが、ずっと大事だと今では思っています。
光の感覚過敏に役立つアイテム
朝の光問題には、調光機能付きのライトが非常に役立ちます。段階的に明るくなるタイプや、電球色に切り替えられるものは、感覚過敏の子どもに優しい照明環境を作るのに向いています。
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