感覚に敏感な子のこだわり
朝の支度で「靴下を履く」──それだけなのに、何度もやり直す日があります。
本人にしかわからない“違和感”。
ママが「これでいいよ」と思っても、息子にとっては「なんか違う」。
その“なんか”を一緒に探すことが、我が家の日常です。
左右が決まるまで待つ
「こっちが右?」「履き心地、これで合ってる?」
出かける前、息子は靴下の“左右”を何度も確かめます。
多くの靴下は左右対象に見えるけれど、
本人にとってはつま先やかかとのフィット感、縫い目の位置、ゴムの圧などが左右で違うように感じるのかもしれません。
私は正直「そこまで気になるの!?」と思うこともありますが、
本人にとっては“気になって仕方ない”ことなんですよね。
お気に入りの靴下でも履けない理由
マイクラの靴下、キャラクター柄のかわいい靴下……
本人の「これが好き!」を選んでも、履いてくれないことが多々ありました。
- 履いてみたら違和感
- 一度イヤだと感じたらもう試したくない
- 本人も「なにがイヤか」うまく説明できない
そんな理由で、未使用の靴下がどんどん増えていきました。
「裸足でもいいよ」と言ってあげたい
朝の支度に時間がかかると、つい先回りして「これにして!」と言いたくなります。
でも本当は──
サンダルでもいい。
晴れてるなら長靴でもいい。
靴下、今日は履かなくてもいい。
そんな“ゆるさ”が、息子にとっては出発のエネルギーになるのかもしれません。
親も子も、気持ちよく出かけたいから
「気持ちよく出かける」ことがいちばん大切。
それなら、靴下にこだわらなくたっていい。
大人の“普通”にとらわれず、
その子の感覚に寄り添って選んでいく。
そのやりとりの積み重ねが、
少しずつ“自分に合ったやり方”を見つける手助けになればいいなと思います。
豆知識:感覚に優しい靴下選びのコツ
- 【タグなし・縫い目フラット】の表記を探す
- 【シームレス】靴下は縫い目の違和感が少ない
- 同じ靴下を数足そろえるとローテーションが楽
🎁おわりに:「こだわり」は本人の“感覚の守り方”
息子の“靴下こだわり”は、
ある意味、自分の感覚を守るための自己調整の手段なのかもしれません。
「こだわってるんじゃなくて、守ってるんだ」
そう思えると、ママも少し心が軽くなりますね。
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