“音の感覚過敏”と向き合う日々
子どもが急に耳をふさいだり、「やめて!」と泣き出したり──
周りには気にならない音が、わが子にはとても大きく、つらいものに感じることがあります。
感覚過敏という言葉を知ったとき、「ああ、これだったのか」と少しずつ腑に落ちていきました。
家の中の“音”に敏感だった
我が家は幼い頃、静かな環境に住んでいたこともあってか、
外の騒音より、家の中の音に反応を示すことが多かったです。
- ドライヤー
- 掃除機
- 鼻歌
どれもよくある生活音だけれど、息子にとっては「耐えられない音」だったようです。
特に鼻歌は、私も無意識でしてしまうので、やめるのが案外むずかしいものでした。
楽器もダメ?音楽の“規則性”が合わない場合も
療育で楽器遊びの時間があると、息子は嫌がることがありました。
先生に相談すると──
「音楽って楽譜があって、リズムが決まっている。
その“きっちりした感じ”がしんどい子もいるんです」
と教えてくれました。
「音=楽しい」じゃない。
これも私にとっては新しい気づきでした。
テレビも“流しているだけ”ができない
息子は、自分の好きな番組は見られますが、
“なんとなくテレビをつけている”ことを嫌がるようになりました。
今では、テレビは必要なときだけつけるのが、我が家の当たり前に。
言葉にできない音の不快感もある
小さいうちは特に、
「これが嫌だ」とうまく言葉にできないことが多いです。
たとえば──
- 飛行機の音
- 救急車のサイレン
- 地下鉄の音
本人も何がつらいのか説明できないけど、耳を塞ぐしぐさで「イヤ」のサインを出していました。
🎧“イヤーマフ”が安心の味方に
そこで導入したのが「イヤーマフ」
- 音が気になるときだけ使えるように
- 持ち歩いて、「使うかどうか」を本人に選ばせる
- “持ってる”だけで安心できる日もある
とにかく、本人の意思を尊重できるように使っています。
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音の聞こえ方って、みんな違うのかもしれない
もしかしたら、息子には「音の輪郭」がはっきり聞こえているのかもしれない。
あるいは、音が重なったときに“処理しきれない”のかもしれない。
「いまいちわからないけど、確かに違う気がする」
──そんなグレーな感覚を、私は信じていこうと思っています。
🌼【まとめ】わからないことがあるから、寄り添いたい
音の感覚過敏。
わかりやすいものもあれば、「これが嫌なの?」というものもあります。
でも、それは「本人が感じていること」。
正解はないし、日によっても違う。
わからないことがあるからこそ、
「嫌だったね」「大丈夫?」と、まず気持ちを受けとめたいなと思っています。
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