子どもの“イヤ”の理由を考えてみた
「洋服を着たがらない」「靴はこれじゃなきゃイヤ」
そんな子どもの“こだわり”に、戸惑ったことはありませんか?
私も最初は「わがまま?」「好き嫌い?」と悩んでいました。
でも少しずつわかってきたのは、それが感覚過敏による反応かもしれない、ということ。
今日は、わが家での気づきと工夫を、実体験を交えて書いてみます。
感覚過敏って?
感覚過敏とは、光・音・触感・においなどの刺激を、過剰に感じてしまう状態のこと。
大人にはなんともないことでも、
本人にとっては「落ち着かない」「嫌でたまらない」刺激になります。
この“嫌すぎる”感覚が重なると、パニックや癇癪につながってしまうこともあるんです。
服を着るのも一苦労?──冬の洋服問題
冬になると特に困ったのが洋服のこだわり。
- 「ごわごわしてイヤ」
- 「上着を着たがらない」
- 「首まわりが気になる」
など、ちょっとした違和感でも「絶対にイヤ!」になってしまう日がありました。
私が気をつけたことは:
- タグを取る、チクチクしない素材を選ぶ
- 首まわりはすっきりしたデザインに
- 無理に着せず「好きな服」でOKにする
“この服ならOK”が見つかったときは、同じものを3枚買い足してローテーション!
こだわり?感覚過敏?見分けはむずかしい
服に限らず、靴や靴下など身につけるものにもこだわりが出ます。
- 同じスニーカーを2足用意
- 気に入った靴じゃないと履かない
- 靴下の縫い目が気になる
このとき、「こだわりなの?」「感覚の問題?」と戸惑うことも多かったです。
でも今は、“どちらでもいい”と思えるようになりました。
本人が「これじゃないとダメ」な理由があるなら、それを尊重してみる。
同じものを複数用意することに、最初は抵抗があったけれど──
やってよかった!と今では思っています。
お気に入り=安心アイテム
今では、息子が気に入っている服は“勝負服”だと思うようにしています。
お気に入りを身につけることで、
息子の中で「安心できる」時間が増えていくなら、
それだけでとても意味のあることなんだと感じます。
💬まとめ:「理解」よりも「工夫」が先でもいい
感覚過敏なのか、こだわりなのか。
その違いをはっきり見極めるのは、今でもむずかしいです。
でも、「どうしてこれがイヤなのかな?」と考えてみること、
そして「できる工夫をしてみること」が、
結果的に親子どちらにとっても楽になる近道なのかもしれません。
無理に“普通”に合わせようとしなくていい。
その子の“安心ポイント”を探していく──
それが、わが家のゆるやかな子育てスタイルです🌱
コメント